Windows 10

Windows Insider Meetup in Japan 3 東京に参加しました。

前回のイベント(下記記事参照)から8か月、Windows Insider向けのイベント「Windows Insider Meetup in Japan」が再び品川で開催されました。

参加者は約70~80名で、前回より心持ち少なかったような気がします。
男女比でいうと、圧倒的に男性参加者の方が多く、大阪会場でもこの割合は変わらなかったようです。

Togetterまとめ

前回のイベントに参加した際、セッション中にツイートされている方も多く、“参加者の方々のツイートをまとめて見た方が内容を把握できる”、ということを学習しました。

そこでさっそく、今回のイベント関連のツイートもトゥギャりましたので、まずは下記ツイートまとめをご参照いただければと思います。

Windows Insider Program という取り組みについて ~ Fall Creators Update を踏まえて

最初のセッションはマイクロソフト ディベロップメント株式会社(Microsoftの開発担当)の入谷さんとGigiさんのセッションです。

Windows Insider Program という取り組みについて ~ Fall Creators Update を踏まえて from 日本マイクロソフト株式会社 Windows & デバイス本部

Windows Insider Programの説明や集められたフィードバックが製品に反映されるまでの流れの説明、フィードバック Hubのデモがありました。

前回のイベントでも話がありましたが、Insiderからのフィードバックは問題を早期解決するための鍵であり、Windows 10開発の基盤になっている事がよく伝わるセッションでした。

Windows 10 Fall Creators UpdateとOffice 365のデモンストレーション

次のセッションは日本マイクロソフト株式会社の春日井さんによる、Fall Creators UpdateとOffice 365の新機能のデモンストレーションです。
(下の画像はタイトル中にEvent Attendee Code(イベント時のみ有効)が入った貴重なものです(笑))

PowerPointの新機能(2018年2月時点ではまだ実験的なプロジェクト)である「Presentation Translator」のデモから始まりましたが、翻訳が完ぺきではないので、“私の名前は Gus です”のような訳文も表示されました。
(とはいえ、意味は十分に伝わります。)

3Dモデルの心臓を自分の写真上に重ねたり、某ジブリ作品のキャラ的な3Dモデルを会場に配置したりと、Windows Mixed Reality(Windows MR)のデモもありました。

ペイント 3D」によって簡単に3DCGが作成できるのも驚きで、ものの数分でシーマン的な人面犬が完成です。

私的に外せないのは3Dモデルに対応したExcelによるイルカのデモ。
敢えてイルカを使ってくるあたり、流石だと思います。

働き方改革に関わる機能の説明として、Office 365の「MyAnalytics」のデモもありましたが、受信メールの〇パーセントを受信後30分以内に読んでいたとか、部下の〇〇さんとの1対1面談から3週間経っただとか、細かく教えてくれるのは良いのですが、自分の業務をここまでガチガチに管理されるのは、自分的には、正直息苦しさを感じそうです…。

最後は下記スライドで締め。
Insiderの皆さんであればご存知の通り、2020年1月14日にWindows 7、2020年10月13日にOffice 2010のサポートが終了します。サポート終了間際に慌てないよう、今から移行を進めるのがオススメですね!

Windows Insider MVPによるLightning Talk

最後のセッションは、Windows Insider MVPによるLT(ライトニングトーク)です。

Insider Program

最初のLTはさんによるInsider Programの紹介です。
国内ではあまり知られていないNinja Catですが、澤さんのLTによって知名度が向上したのではないでしょうか。

春日井さんからは“MSのシャツしか着ないMS社員さん”の紹介もありました。

しかしながら、Q&Aサイトに年間約800回投稿とか、常人の域を超えているとしか言えません…。

Surfaceが2200台ある大学

お次は奈良県にある畿央大学西端先生による、教育現場におけるSurface活用事例の紹介です。

大学入学時にSurfaceを貸与、工場出荷状態からセットアップを行い、4年間苦楽を共にしたSurfaceは、認定講習(無料)を受けると持ち帰ることができるそうです。

2つのInsiderプログラム

お次は高橋さんによる、Windows InsiderとOffice Insiderの紹介です。

Office Insiderへの参加方法の説明がとても分かりやすかったです。
個人向けと法人向けOfficeで参加方法が異なるので、非常にややこしい部分ですね。

Windows 10を使いこなすために~私がしていること

お次はさくしまさんによる、Windows 10を使いこなすために行っているTips(というより習慣)の紹介です。

Windows 10を使いこなすために ~私がしていること~ from Takae Sakushima

  1. 公式記事を読む
  2. 調べる
  3. 詳しい人に聞く

常にアンテナを高く張って、気になることは一歩踏み込んで調べることを習慣づけるのが大事なのだと思いました。

手話翻訳が必要な方向けにも「Presentation Translator」は役立つ、ということで、Presentation Translatorによる字幕付きのセッションでしたが、日本語の音声認識はまだまだ難しいようです。

新しいアプリケーション管理

お次はさんによる、Windows 10でのアプリケーション管理の話です。

Windows 10では、プロビジョニング パッケージによってアプリや設定を1ファイルにまとめて展開できるようになりましたが、その概要を紹介されていました。ややIT Pro向けのセッションでしたが、情シス・IT管理者の方にはかなり有益な情報だったのではないでしょうか。

仕事で使っていると気になるWindowsのセキュリティやアプリケーションの話

最後は新谷さんのセッションです。

自らをバッファー役と称し、膨大に用意したスライドを大胆に削りながら発表を時間内に終えられるよう調整するという、大変な役回りを見事にこなされていました。

内容はWindows Dedenderの紹介や「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」の正式名称について、Windows 10ではTelnetクライアントが標準で有効になっていないこと等、多岐にわたりましたが、私が最も印象に残っているのは“正しい情報を発信する重要性”についてのお話しです。

誤った情報が検索エンジンの上位でヒットしてしまうことが無いよう、情報発信する際は必ず事前に検証しなければならないことを話されていましたが、私も一情報発信者として、気を付けていかなければなりません。
(セッション中Windows付属のftp.exeについての話がありましたが、やはりftp.exeはPassive Modeをサポートしていないような・・・。Windows 10では変わったのかな?私の方では未確認です。)

懇親会

セッションがすべて終わったら、お待ちかねの懇親会です。

ビールも沢山!豪華です。

しかも新谷さんが唐揚げ、日本酒等々を持ってきてくださいました。ありがとうございます!

前回は気が付いたら食べるものが無い状態でしたが、今回はご用意いただいたお料理を美味しくいただくことができました。

テン先輩のノベルティ

今回のイベントでは、お土産として「テン先輩」のバッグとファイルケースを頂きました。

Windows 10だけに“テン”という、なんて素敵なオヤジギャグ・・・。「1人情シスも安心の「Windows 10」移行ガイド」によると、ちょっとお茶目な一面もあるのだとか。


「1人情シスも安心の「Windows 10」移行ガイド」より

おわりに

久しぶりのWindows Insider Meetupでしたが、今回も大満足のイベントでした。
Meetupに参加して、つくづく実感するのは“Insiderからのフィードバックはとても重要である”、ということです。

上でも書いた通り、フィードバックは問題を早期解決するための鍵であり、Windows 10開発の基盤となっています。
Windows 10を使っていて、動作がおかしい、UIの翻訳がおかしい、何か気が付いたことがあればすぐにフィードバックを行う、出したフィードバックが必ず反映されるとは限りませんが、自ら声を上げること、すでに寄せられたフィードバックに賛成票を投じることで、ユーザー側の我々にとって、より使いやすいOSになっていく可能性があるのです。

これまでのWindowsはMicrosoftがリリースしたものをただ使うだけでしたが、10になってから一般ユーザーの声が反映されやすくなりました。この機会を活かすためにも、遠慮せずフィードバック Hubを活用していこう、そう再認識するイベントでした。

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